|
<旅> 私とKEIKOの共通の楽しみに旅行があった。結婚前からよく二人で出かけていたが、いつも行きあたりばったりの無計画な旅が多かった。 思いつくとすぐに出かけることが多く、宿はモーテル(ラブ・ホテル)が多かった。探す苦労も少なく、何より安く泊れるのが魅力だった。そのうちに「ここはどんなかな?」などというのも、旅の楽しみのひとつになっていた。いっそモーテルのガイドブックでもつくろうか、なんて冗談も飛び出すほどだった。 ある週末、急に飛騨高山へ出かけることになった。 朝方、妙に騒々しい感じで目が醒めて、みると時刻は10時近くになっていた。 |
||
![]() |
||
|
旅先ではKEIKOの行動力とツキが大いに発揮された。 高山では、ふらりと寄った喫茶店の女将さんの紹介で「お母さんの宿」と呼ばれる評判の良い民宿に泊まれることになった。後で聞いたのだが、なかなか予約が取れない程の人気の宿だった。 京都の嵐山へ出かけた時の、昼食に寄った蕎麦屋のご主人に紹介していただいた宿も良かった。 この宿も翌年には無くなって、跡にはビートたけしのカレー屋さんが出来ていた。 |